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やっと4話目妄想終了です…疲れた…(爆)
自給自足にも限界があるのだと知りました(´・ω・`)

だってもたついている間に5,6話の放送終ってる…orz

5話目からわりとシリアス展開なんですかね?
ズーマさん出てくるらしいし♪
そう…でも栗鼠さんはシリアス書くの苦手なんですよ…妄想できるかな(滝汗)


取りあえず妄想ER4話目ラストは続きから


メルフォのお返事は明日しますー。



※これより下はAT-X視聴の感想ではありません。


勝手に妄想!EVOLUTION-R 4-4


「リナ!?どういうことだ!?」

突然の…魚人と一緒になる宣言からいち早く脱したのはガウリイだった。
あたしの肩を掴み聞いてくる眼差しは真剣だ…だけど…
どういうことも何も…言ってるあたしもよく解らない…のだ実は。

「え、えーっと…」
「リナ!」

たらりと零れ落ちる汗。
その時だ。ぐいっと横から腕を引かれそちらに倒れこむ。
腕を引いたのは…もちろん一緒に来た魚人だ。

「放してくれないかな君。リナさんは僕の婚約者なんだ!」
「「「「「「婚約者っ!?」」」」」」

あんまりな内容に…ガウリイ達が声を上げた。
…って、思わずあたしも『嫌ーーーーっ!』とか言ってしまったが…

「り、リナさんどういう事なんですかこれは!?」
「えっと…話せば長くなるような…そうでもないような…」
「リナ!ガウリイは壺と交換条件に強力してただけなんだ!だから自棄は起こすな!!」
「そ、そうですリナさん!!」

考え直せ!と説得モードのアメリアとポコタ。
その言葉にちらりとガウリイを見るが…相変わらずなにを考えているのか解らない。
時々この男はそうだ…単純で解りやすいようで…実は一番とらえどころが無い。
だけど…なんだ…と内心ホッとした。
壺の為だったんだと解って。
ならば…今あたしがこうしていることに意味はあるのだろうか?

「リナ…」
「…ガウリイ…」

また、一緒に旅しよう。傍にいちゃダメか?と聞かれてあたしは首を…縦に振ろうとしたのだが…

「勝手な事を言わないでくれないか!?」

更にぐいっと腕を引かれる。
あぁ…生臭い…

「リナさんはな!アンタの態度に深く傷つき…海に身を投げようとしていたんだぞ!!」
「いや、してないしてない。」

お前こそ勝手な事を言うな!と突っ込みたかった。

「本当なのかリナ!?」
「リナさんそんな!!」
「そんな繊細か?」
「…くだらん…」

もう勝手にしてくれ…と脱力したゼルガディスが適当に椅子に座り深い深い溜め息。
いや…あたしも勝手に話進められて困ってる一人なんですけど…

「そこへ僕が優しく声をかけ…二人に愛が芽生えたんだ!!」
「芽生えてないから…そんなもん」

魚人の一言一言に小さくツッコミを入れる。
そして、助けてよーとアメリアたちを見るが…この馬鹿共は完全にうろたえて使えそうに無い。
そもそも、一緒になる宣言にしたって…なんというか…精神的に負けた所為で言ってしまったことだ。
あの岩場で…








『どうしたんですか…お嬢さん』

声をかけられたが…ふ、振り返りたくないんですけど…
ぺたぺたという足音は更に近づく。
そして肩に置かれる手…な、生臭い…

『…貴女の気持ちは解りますよ。お嬢さん…』

何が解るっていうのよ!!!
ってか、触るな!隣に座るなーーーーーーー
そう言いたいが言葉が出ない。
ちらりと横目で窺えば…やはり魚人。

『僕もねぇ…妻を…人間の男なんかに寝取られて…』

…妻?人間の男?

『身を投げたくなる気持ちも解る。解るけれど!!この世は別ればかりではないんです!!』

手を握られ、ずいっと近づく…のっぺり魚顔。
だ、だから生臭いんだってば!!

『僕たちみたいな…そう、別れは時に出会いを生んでくれる。』

キラキラと輝く目。
…取りあえず新鮮そうだ。

『さぁ!行こうじゃないですか!!僕たちを捨てたものの所へ!!』

ビシッと指さすのは…クッピーの家の方角だ。

『僕たちの愛を見せ付けに!』










とかなんとか…気が付いたらあの”一緒になる”宣言をしていたのだった。

「リナ…本気なのか?」

悲しそうなガウリイの顔。
って…その顔は卑怯だと思う…。
あたしは声も出ずただふるふると首を振った。
しかし…

「あぁ!本気だとも!!」

だからお前が答えるなーーーー!!
あぁ、もうどうしたらいいのよ!!と叫びそうに鳴った時だ。
それまで黙っていたクッピーが静かに近づいてくる。
あたしたちの目の前まで近づいてくると…

「いい加減にしてっ!!」

ぱしっと魚人の頬…というか鰓に近い部分?を平手で殴った。

「こ、これはっ!?」
「どうしたんだ?アメリア?」
「ポコタさん!これはまさしく”愛憎のトライアングル+α”です!!」
「ぷらす?あるふぁ?」
「セイルーンで一世風靡した純愛小説の第二章ですよ!!一人の男を取り合う女同士の骨肉の争いに…突然第二の男が現れるんです!!」
「…第二の男ねぇ…」

すっかりギャラリーのアメリアとポコタ。

「なにをするんだ!!」
「少しでも…貴女を信じたわたしが馬鹿だったわ!!」

クッピーはガウリイに向き直ると頭を下げた。
協力してくれてありがとうと。

「お約束どおり、海神様の壺はお渡しします。」
「いや…しかしだな…」
「いいえ。いいんです…この人がとことん馬鹿だということはよくわかりました…本当は…『僕が悪かった。人間の男なんかと暮らすのはやめてくれ。』と土下座するなら…今までの恨みぶんぼっこぼこにして許してあげようと思っていたのですが…」

思わず息を呑むあたしとガウリイ。

「でも、もう知りません…リナさんもご迷惑おかけしました。」
「あ、いや…ど、どういたしまして?」

あぁ、もうわけわかんない!!
わかんないけど…これって今まで通り…元の旅に戻れるってことよね?
しかも、壺も手に入る。
ってなことで…じゃ!と魚人と別れようとしたのだが…コイツがまたあたしの手を離さない。

「あの…ちょっと放して欲しいんだけど…」
「………」
「あのー」

クッピーに殴られ俯き加減なそれ。
んぎぎぎぎ!!!とその手を放そうとしても…取れない。
そうしていると、それの身体がピクリと動き…ギン!とあたしを見上げる。
うぁ、嫌な予感…

「こうなったら…」
「…あ、あの…」
「こうなったら僕たちの愛が本物だと証明してみせる!」
「いや、意味わかんないんだけどっ!?」

ずいっと顔が近づくのをなんとか押しとめた。
生臭い息が顔にかかる。

「さぁ!リナさん。愛の口付けを!!!」
「う゛っ!?」
「さぁ!さぁ!!」

一瞬頭の中に…過去の嫌な思い出がよみがえった。
ディープな…キス…

「あなたこの期に及んで!!」

クッピーが叫ぶ。

「さぁ!リナさん!!」
「嫌ぁーーーーーーーーーー!!!!!!」

思いっきり抵抗するあたし。
って…当たり前だけど。
その時だ。不意に腰を浚われるように引き寄せられる。

「…へ?」

目の前が暗くなって…それがガウリイの腕だと解るのにすこし時間がかかった。
後ろからあたしの頭を抱きこむように回された手。
目が…見えない。

「なにをするんだ!」

声を上げた魚人。
しかし…

「悪いな。これは俺のなんだ。」
「ガウ…」
「だから、誰にもやらない。」

静かな声。
あたしにはその表情は見えない。
ようやく腕が解かれ視界が開けると…顔面蒼白…というか全体的に真っ青になった魚人がただコクコク頷いていた。

「?」

何があったのだろうかと振り返ると、あらぬ方向を眺め知らんふりを決め込むアメリアたち。

「ガウリイ?」

見上げると、それはいつもの笑顔であたしを見下ろした。
なんでもない。と呟いて唇に軽く触れる。

「ちょ!?」
「…ごめんなリナ」
「へ?」
「ちゃんと説明できなくて…」

クッピーに協力していたことについてだろう。
あたしは、首を振った。
別に…いい。もういいのだ。

「あたしも、ごめん」

呟いて、顔を見合わせて…クスリと笑った。










「結局…今回なんだったのかしらね…」

町を出て街道を歩きながらあたしは呟いた。
さぁな…と頭上のポコタ。

「結局壺も違いましたしね…」
「海神の壺が…ただの蛸壺だったとはな…まぁそんなものだろうとは思っていたが。」

まったく、くだらんとゼル。

「でもまぁ…良かったじゃないか。」
「何が?」
「…さぁ?」

見上げたガウリイはにっこりと笑った。

「…ま、そうかもね」





次回!!
RAIDER! 闇からの声!

AT-X見れないから来週も妄想しちゃうぞっ!
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