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…オチを見つけられないまま書きなぐったら…どんどんオカシナ方向に進んでいきました。
なんかもう、どうしたらいいんだろうコレ☆

あ、ちなみに、栗鼠の中では二人はすでに出来上がっているので。
そこらへんTVにはありえないかと(オイ)

でも妄想ERなので何でもOK!!


お暇な方は続きからどうぞ。



※これより下はAT-X視聴の感想ではありません。


勝手に妄想!EVOLUTION-R 4-2


「あれから3日…ガウリイさんどうしたんでしょう?」

町に入ってすぐの宿屋。
この町には一軒しかないというから…ご飯でも食べている間に戻ってくると思っていたのだが…結局その日は帰ってこなかった。
次の日も、そして今日も…夜まで待っても戻ってくる様子は無かった。
最初はガウリイだから宿の場所がわからず迷子になっているのか…とも思ったのだが…今日の夕方…見てしまったのだ。
ガウリイが…魚人の子供達と仲良く買い物をしているところを。
その時の様子を思い出す。


『おとーさま!魚が安いよ!!』
『おー。じゃぁ今日は魚にするかー?』
『えー、でも野菜も食べなきゃダメってかあさまが!』
『じゃぁ野菜も買おうなー』


「まさか…本気で魚人の父親になったんじゃ…って、まさかな。」
「いくらなんでもそれは無いだろう…」

どーすんだ?と聴いてくるポコタ。
あたしは答えない。
がつがつとウェイトレスが運んでくる料理を胃に詰め込んでいた。
…あんまし味がわからないけど。

「でも…種族を超えた愛…ありえない話じゃないんですよね…」
『あら?そうなの?』
「あ、はい…以前外の世界でリナさん達とはぐれたときにガウリイさんと魚人の島に流されて」

そこで愛し合う二人に協力したんですよ!と握りこぶしのアメリア。
がたんと椅子を鳴らし立ち上がる。
おい。とゼルの小さな声にはっとして『ごめんなさいそんなつもりじゃ!』と座る彼女。

「あの…リナさん?」
「………。」
「あ、あのー」

沈黙が逆に怖いな。とポコタが呟く。
コクコクと同意するアメリアとナーマ。
その時だ。ウェイトレスが追加の料理を運んできた。

「おまたせしましたー。名物の魚の姿揚げです~」

ごとんと置かれたのは大皿に乗った魚。
魚…サカナ…さ、か、な………

「ふんっ!!」

ドスっとフォークを突き刺した。

「こ、怖いです…」
「おい、早くガウリイを連れ戻さねぇと危険だぞ…」
『猛獣を放し飼いには出来ないわよね…』
「はぁ…なんでこんな面倒な事に…」

そんな四人を睨む。
ビクッと震え、それ以上は黙る。
それにしても!なんでこんなにイライラするのよ!!









「おとーさま、お話して!お話ききたい、ききたい!!」

お話お話と大合唱する魚人の子。
そろそろ寝る時間だろうとそれをなだめる。

「えー」
「やだー」
「こらこら…」

そこに助け舟が入る。

「ほら、ダメでしょう?おとーさまの言うこときかなきゃ。」
「…かあさま…だって~」
「ほらほら、お話だったらまた明日してやるから。な?」

そういうと、はーいと素直に返事をしてわらわらと隣の部屋に消えていく。
それを見送ってはぁ…と息を付く。
もうここに来て3日…

「すみません…ガウリイ様…」
「あぁ、良いよ別に。それよりも…本当にあと7日ここにれば良いんだな?」
「はい。それで…わたしも諦めます。」

あと7日かぁ…と息を付く。
その間、リナに会えないのはやっぱり辛い。

「なぁ…事情だけでも説明しに行っちゃダメか?」
「それはいけませんっ!?」

3日前…いきなり魚人の父親と言われ、つれてこられたのだが…
子供達が寝静まると、彼女はごめんなさいと俺に謝ってきた。
そして強力して欲しいと。

「でもなぁ…出てった旦那さんに戻ってきて欲しいだけなんだろ?」
「………」
「ヤキモチ焼かせて戻ってくるように仕向けるのはわからんでも無いんだが…」

何でリナたちに言っちゃダメなんだ?と聞く。
彼女は両手を強く握った。

「ダメなんです…どうしても…」

それの一点張りだった。
あぁ…リナ怒ってないかなぁ…それとも寂しがってくれてるかなぁ…






「で?」
「…でって何よ。」

食事を終えて、紅茶を飲んでいるといい加減黙っているのに飽きたのかポコタがこれからどうするんだ?と聞いてきた。
どうするも何も…

「知らないわよ。」
「知らないってリナさん…良いんですか…ガウリイさん取り戻さなくて…」
「取り戻すも何も…元からあたしのじゃないわよ。」

そうよ。
子供じゃないんだから…帰ってきたかったら自分で帰ってくるもの。
それをしないってことは…

『怒ったり、落ち込んだり…会いに行けば良いのに。』

とナーマ。
そんなに…簡単じゃないわよ。とあたしは席を立った。

「リナさん!?」
「知らないわ。明日まで待っても戻ってこないなら出発するわよ。」
「良いのかよそれで!?」

ふんっ!と鼻を鳴らすと二階の部屋に駆け上った。
そうよ…知らないわ。

「…リナさん意地張ってますね…」
「ガウリイの奴…何考えてるんだよ」






翌朝の事だ。
一度会いに行きましょう!と半ば強引にアメリアに連れられ…ガウリイがいるクッピーの家に向かった。
入り江近くの小さな家だ。

「…なんであたしが…」
「ガウリイさんに会って直接聞くんです!」
「聞いてどうするのよ…」
「何か事情があるんですよ!」

それ以外ガウリイさんがリナさんから離れる理由がありません!!と彼女。
事情…事情ねぇ…

「責任とって子供の面倒見る。ってのが事情だったりしてな。」
「ポコタさん!?」
「ぅ…悪い…」

テクテクと歩きながら考える。
そうだ…別にありえない話じゃないんだ。
いや、魚の子はさすがに無いだろうけど…どこかの町で…同じような事があったって不思議じゃない。
そりゃ…ガウリイを信じてないわけじゃないけど…
アレだって一応健全な男なわけだし…あたしと会う前がどうだったかなんて知らないし。

『パパ!!』

とか言ってアレに良く似た金髪の…そうよ、子供がいたっておかしくないのよ…
考えれば考えるだけ気分が悪くなる。
ピタリと足を止めるあたし。

「リナさん?」
「やっぱ帰る。」

くるりと反転するともと来た道を戻り始めた。
待ってくださいよぉ!と必死で引き止めるアメリア。

「何で?」
「何でって…悔しくないんですか?」

悔しい?何が?と首をかしげた。

「…だってガウリイさん…」
「ムカムカするけど、だから何?ガウリイの人生だもん…アイツが決めることでしょ?」
「そう…ですけど…」
「戻ってこないって言うならそれも良いんじゃない?」

あたし、何言ってるんだろう。
もっと別の…何かあるのに…言葉が出てこない。

「まさかとは思いますが…リナさん自分が嫉妬してることに気が付いて無いんじゃ…」
「…ありえるな…」
「嘘だろ…」
『小さい人って鈍感なのね…』

こそっと円陣組んで話しているアメリアたち。
さっきから何を言ってるんだろうか。
そういえば…悔しくないと言えば嘘になるかもしれない…そうよ…

「そうよ…」

よく考えたら、何納得してるのよあたしっ!?
アイツの幸せ?
ちょっとマテ…魚人の父親になるのが幸せだと言うのか!?
このあたしに手出しておいて…そーゆーの全部棚上げして…魚人と幸せになるって…

「…ふざけんじゃないわよ…」

ふつふつと、一瞬は鎮火したとおもわれた怒りやイライラが込上げてきた。

「り、リナさん…どうしたんですか急に…」
「行くわよ!」
「行くって…ガウリイのところか?」

そうよ!と再び回れ右して歩き始める。
一言…言ってやらなきゃ気がすまないわ!!




続く

終らせるはずが…ちょっと力尽きた…orz
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