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犬の名前はユミコに決定しました。

スカランとか可愛かったけど、泣く人がいるので。
ユースとかも可愛かったんだけど、”ー”担当の人が『名前つかったらアク禁ね?』っていうから。

もう選択肢ユミコしかないんだ(^ω^)

ユミコはカエルのボールがすきなんだお。
オスのつもりだったけど、女の子にしとくねwwww


というわけで、夜中にやらかしたつづき。途中まで。
時間指定UP(笑)
帰ってきたらつづき書きます。


※23:05 続き追加



世界は君のためにカタチを変える



きゅぅ。とボールが鳴る。

犬は鳴かない。
そう訓練されている。

俺も泣かない。
そう訓練された。

だから、今日もきゅぅとボールを鳴らす






【02】








物音に目を覚ます。
階下でぱたぱた動く音。

彼女の足音。

手を伸ばせば届きそうな斜めの天井。
塵だらけの屋根裏に寝そべりながらガウリイは耳をすませた。


「ユミコどこ?そろそろ出かけるわよ!」


彼女の明るい声。
それがどんどん近付いてくる。


―――きゅぅ―――


ボールが鳴った微かな音。
それは、ガウリイがいる屋根裏のすぐ下。


「ユミコ、こんなところにいたの?」
「きゅぅ」
「なに?」
「きゅぅ」
「?」


何かを知らせるようにボールを噛む。
音を鳴らす。
しかし彼女は気がつかない。


「たまにわけわかんないことするわね…」
「きゅぅ」
「ほら、支度して行くわよ。遅刻しちゃう!」


気配が遠ざかる。
犬と彼女と二人分の足音。

そっと屋根裏部屋の小さな窓に近づき外を確認する。
異状は無い。
ハーネスをつけた犬をつれて彼女が出かけるのが見えた。
その姿が完全に見えなくなるまで見送ると、ガウリイは下へと降りる。
古い洋館の廊下に屋根裏へ続く戸があった。
さっき、犬が見上げていた場所だ。

音も無く廊下に下りると、キッチンに向かう。
少しなにか食べなければ…。
悪いことをしているという自覚はあった。
しかし、あの夜…あの河原で彼女に出会い、ガウリイは気がついたらここにいた。
ふらふらとついてきてしまったのだ。


「…うまい…」


作り置きのシチューを少しもらう。
気付かれないように少しだけ。
胸が締め付けられるような感覚になるのは、それが美味しすぎるからだとガウリイは思った。






 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇






2日前の夜、わけもわからず彼女のあとを付けた。
時折犬が振り返り、ボールをきゅぅと鳴らすが彼女は知らない。
犬のリードを手に迷いなく夜道を歩いていた。

そしてこの大きな洋館にたどりついた。
町はずれにあるその場所に、彼女は一人で住んでいるようだった。


「………」


他の部屋は手入れされているが使われていない。
足音をたてないように隠れられる場所を探していたガウリイは、あの屋根裏部屋を見つけたのだった。
使われていない部屋のクローゼットから服も拝借した。

明日には出て行こう。と廊下を歩きながら笑った。
”今日”出て行こうではなく、”明日”と思う自分がおかしい。
ガウリイは階段を上がろうとしてふと足を止める。


ギギッ…


手すりがぐらついている。


「………」


確か屋根裏に修理のための道具が箱に入っておいてあった。
…流石にそんなことをすれば気付かれるだろうか?
触れていた手すりに力を加えると、ギッギッと音を立てて揺れる。

彼女は目が見えない。


「………よし」


ガウリイは道具を取りに屋根裏へ登った。








つづくようなつづかないような。(^ω^)



リナが住んでるのは洋館2階建て。
屋根裏部屋があります。物置になってるけど、リナは使ってない。
リナの部屋は2階。

そんな感じ。
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