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不貞寝しても仕方ないので続き書くことにしました…
ユミコにでめきんボール噛ませたら怒られた。

でも止めない!!

続きかけって言ったのはゆみこさんだもん!!


※4/28 続き追加しました!!



世界は君のためにカタチを変える



いやな夢を見る。
追っ手が来る。
血が流れる。

それは俺の血じゃない…彼女の血。
”リナ”の血だ。

夢で俺は悲鳴を上げるのに、現実では泣きかたも忘れてしまった。







【04】








彼女以外の人の声。
夕方帰ってきたそれともう一人。

そっと屋根板をずらし下をうかがう。


―――ぷきゅ―――


いち早く階段を駆け上がってきた犬がいつものようにボールを噛んだ。
今日は違う音だ。
黒い丸いものを噛んでぷきゅぷきゅ言わせてはしっぽを振る。


「ユミコ?」
「ぷきゅ」


なにやってるの?と彼女。
ガウリイのの存在にはまだ気がついていない。
栗色の長い髪が柔らかそうで、触れてみたいと思う。


「ねぇ、リナーーーーーー?買ってきた材料全部使うの?」
「あ、うん。全部使う!!」


階下から声がして彼女が答える。
”リナ”…それが名前。
ガウリイは心の中で呟いた。

リナ…

なんだか不思議な気分で、着替えて階下に下りていく背を見送る。
ガウリイがもう一度小さくつぶやくと、階段を下りるところだったそれが振り返った。

「………」

聞こえてしまったのかと息を止める。
しかし、『行くよユミコ』と犬を呼び、トントンと軽い足取りで降りて行った。


―――ぷきゅ―――


見上げていたそれが、ボールをひと噛みすると爪をかちかち鳴らして去っていく。





 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇





「ね、ねぇリナ…」
「なに?」
「ホントにこれだけの量使って作るの!?」


キッチンに運んだ食材を机の上に出しながらリナは頷いた。
ゴロゴロと転がる野菜を流しに運びながら笑った。


「だから、言ったでしょ?いっぱい作るって」
「…限度ってものがあると思うんだけど…」


確かにリナは食べる方だが、これは作りすぎだとアメリアは思う。
リナは鼻歌交じりに危なげなく包丁で皮を向いた。
アメリアは呆れつつも、戸棚の下から巨大な鍋を取りだすと彼女を手伝い始める。
炊き出しに使うような大きさはとても一人暮らしの家にあっていいものではなかったのだが…





いつまで続ければいいですか?
もうガウリイは屋根裏の精霊で良いと思うんだ…(´・ω・`)

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