雑記 >>日はまた昇る

先週寝ながら携帯で打ってたやつ。

途中で秋田。

さようならネタ。

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【日はまた昇る】




「そう言えば、今日じゃなかった？リナの新しい相方さんが着任するのって？」

オレンジジュースを飲みながらかわいらしく首を傾げて見せるそれ。
リナは不機嫌な顔のままクリームソーダのアイスを掬う。

「リーナ？」

睨まれた彼女は楽しそうだ。
それはそうだろう。全部知っていての質問なのだから。
それが分かっているのでリナもこんな態度なのだった。

「今度は何日もつかしら？」

仕事は必ず2人1組と決っているためどうしても相棒が必要なのだが…リナの場合それが長続きしない。
それは彼女の性格と人使いの荒さについていけないものが多いから…という理由だけでもないのだ。

「言っとくけど、こないだの奴はあたしの所為じゃないわよ…」
「そうね、アレはキャパシティの虚偽記載の所為で魔力枯渇しちゃったんだもんねー」
「人事も人事よ、ちゃんと測定しなさいっての！」
「測定器…壊したのリナじゃなかったっけ？」

ずずずっと最後の一滴まで飲み干してアメリアが微笑んだ。
リナは聞かないふりで目をそむける。

「でもまぁ、ちょっとやそっとの魔力じゃどうにもならないのも事実だけど」
「そうね」
「噂だと、キャパリナ並みだって話よ」
「…そうなの？」
「噂ではね」

噂噂というが、アメリアが持っている情報はいつだって最新だ。
どこからか情報を入手しているらしい、時には上層部しか知らないようなことまで把握している。
ちなみに、測定器を壊したのはリナだ。
定期キャパ健診の時に、ちょっと魔力を込めすぎた。
そもそも、『では思い切り魔力開放して下さい』なんて言う方が悪いのだとリナは思う。
思い切りと言われたからフルパワーを出したら、検査室ごとちょっと大きな爆発が起こってしまった。

不可抗力だ。うん。

お前は太陽でも壊す気なのか！？と散々怒られて、始末書を山のように書かされた。
それが数週間前。まだ測定器は直っていない。

「キャパあたし並みって、どうやってはかったの？」
「あ、随分古いタイプのを倉庫から持ち出したみたい」
「…それ正確なわけ？測定ミスとか多かった旧型なんて…」

そう言うと、アメリアは本当におかしそうにわらった。
ナッツの入ったクッキーを割って口に入れると、3日前の謎の大爆発覚えてる？と首をかしげる。
リナは頷いた。
何故なら大地が揺れた次の瞬間には、顔を赤黒くさせた上司が怒鳴り込んできたのだから。
『また何か壊したのかインバース！！！！！！！』
と。まぁ、濡れ衣なのは確かだったが。

「あれさ、実験棟での爆発だったから、どうせあのマッドサイエンティストがなんかやらかしたんだっていう話だたわね」
「そ、ゼロスさんのとこでね」
「…まさか…」
「旧型測定器、キャパオーバーで爆発したんだって。ね？リナ並みでしょ？」

心底楽しそう。
旧型は魔力の測定結果に波が出るため現在ではその数値は信用に値しないとされてはいるが…だからといって爆発するようなものではない。
リナは大きく目を瞬いた。
しかも、とアメリアが付け加える。

「その人、人間の出なんだって」
「にんげん…」

人間は弱い生き物だ。
リナ達から見れば、瞬きするほんの一瞬の命にすぎない。

「へー」
「ちょっと興味出た？」
「…まあね」

少し前まで、新しい相棒など面倒なだけだと思っていたが…少しだけ、ほんの少しだけ興味が湧いた。
人間が精霊界に入るなどよほどの魔力が無ければ無理な話だ。
それなのに、この部署に入るなどと…いったいどんなやつなのか…

窓の外に目を向けてリナはふっと微笑んだ。












だめだ…もうメンドクサイ（´ｑ｀*）



えっと、リナ・アメリア・ルークは太陽を管理してます。管理者です。
ガウリイ・ゼルガディス・ミリーナは月を管理してます。月の管理者で太陽のサポート役です。

2人一組で仕事します。
リナの相方だけはころころ変わる。
というのも、リナのキャパをサポートしきれないから。
月に求められるのは、太陽より強大な魔力か、太陽をうまくコントロールするテクです。
暴走気味な太陽を誘導するのが任務みたいなもの。

で、いままでのリナの相方さんは…

暴れ馬に市中引き回しの刑にされていたようなもの。
一時期ナーガさんが相方だったのですが、核爆弾背負った暴れ馬が2匹になり即日解散。


ガウリイさん人間。陸軍所属。戦争で死亡。



なんかそんなイメージだった。
さようなら日は沈むばかりで上りません。