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更新もできなければ、サイトの改装も進んでいない…orz


11月の原稿ERO本なわけですが、1本の話を長く書くのが苦手なので短編を詰め込もうとおもったり。
1本目たぶん一番長い話しが9割完成。
後は読み直して矛盾を直したり、言葉足らずな部分を足したり…誤字探したり。
それが一番苦手です。

なんかね、けっこう前からだったんですがゆみこさんが更新連打とかしてると密かに
「あぁ!!わたしもお家放置してちゃだめだ!!」
って焦ったりしてたんです。
仲良くなる4月より前とかでも(^ω^)

で、最近毎日のように原稿進んだ―とか、原稿やってるーと聞くともう…

「ばくはつしろ!!」

とじぇらしー(´Д`*
11月までまだまだだと思ってるとあっという間に10月末になってしまうので焦る。
負けないようにがんばるんだ!


2本目のお話も書き始めたのであと半分。
ページ数にもよるけれど4本はお話入れたいです…(^q^;)



【花追い】



俺は旅に出た。
リナを追いかける旅に―――





「おー、綺麗だな」


山の奥開けた土地は、一番近い村からでも10日かかる。
生い茂る木々が行く手をさえぎり、切り立った崖と、深い谷が人の侵入を拒んだ。
こんな場所に入り込む物好きは他にいないだろうと目の前に広がる景色を眺め悦に浸る。
一面に咲く名も無い花が朝露に輝く姿は彼女のようで美しい。
大きく深呼吸をしていると呆れた声が聞こえた。


「あんた、馬鹿だと思ってたけど…ホントどうしようもないわね」


振りかえるとリナが立っていた。


「だって、仕方ないだろ?家で待ってるだけじゃ年に一度しか会えないんだから」


彼女は花の精。
世界中をめぐり花を咲かせるのが役目なのだ。


「だからって、普通…大陸の端まで追いかけてくる?」
「今年は間に合ったぞ」
「そうね、去年はここの森で迷って結局たどりつけなかったもんね」
「知ってたなら迎えに来てくれればいいのに」
「冗談言わないでしょ、なんであたしが」


そう言いながらリナはふわりと微笑んだ。


「どのくらいここにいるんだ?」


長ければ長いだけ良いが…それは無理だろうとわかっていた。
ここの花が見事に咲いているから。
リナはそうね…と顎に手を当て首をかしげる。


「あと6日ってとこかな…あっちの日影が遅れてるのよね」


切り立った崖に囲まれた一角。
日当たりが悪いために確かにまだ花が咲いていない。
そこにぽつんと立つ木もまだつぼみだ。


「毎年あの子が頑固でさなかなか咲いてくれないのよ」
「じゃぁしばらく一緒にいられるな」
「あんたねぇ…ってもういいわ…」


大きなため息をつくリナ。
俺は、名前も知らない木に礼を言いたいくらいだった。
花畑の中央の岩に腰をおろし、ガウリイは空を見上げた。
リナも隣に腰掛ける。


「ここが終わったらどこに行くんだ?」


リナがいる間に、たどり着けたら次彼女が出てこれる場所を教えてもらう約束だった。
去年は間に合わなくて聞きそびれた。
彼女も同じく空を眺めながら呟いた。


「流石に次は無理よ。大陸が違うし」
「そっか…」


追いかけられるのはどうやらここまでらしい。


「じゃぁ、家で待つかしかないのか…」
「そうね」
「飛べたらいいのになぁ鳥みたいに」
「ばーか」


くすくす笑う。


「本気だぞ?」
「…ホント馬鹿ね」
「おう」


あたし行くわと姿が消える。
きっと仕事に戻ったのだろう。
ずっと俺の相手をしてくれるわけじゃないから仕方が無かった。


「さて、ちょっと寝るかな…」


そのままごろりと横になる。
暖かな柔らかい風を頬に感じ、静かに目を閉じた。





Fin




花の妖精さん。
意味不明。
EROばっかり書いているからなんか違うのが書きたい…
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